ピッキング支援AMR拡販へ営業担当採用、関西に拠点開設も計画
ラピュタロボティクスが事業拡大に向け、ゴールドマン・サックスなどから計64億円の資金を調達したことが分かった。
ラピュタロボが提供する協働型のピッキング作業用AMR(自律走行ロボット)「ラピュタPA-AMR」は日本通運や佐川グローバルロジスティクスの倉庫で採用されるなど利用が広がっており、調達した資金はAMRの販売拡大に向けた営業担当者の新規採用などに充てる。
西日本エリアでの拡販のため、関西地方に営業拠点を新設することも計画している。
ラピュタロボのAMRはピッキングする商品が保管されている棚の前で待機し、庫内作業員から荷物を受け取った後、自律搬送する。作業員は運搬や歩行、商品を探す必要がなくなり、作業効率が大幅に向上するのがメリット。商品保管棚など庫内のレイアウトを大きく変えずに導入できるのも強みとなっている。
ラピュタロボは2022年末をめどに、AMRの納入先拠点を現状から約3倍の65カ所まで増やすことを目指す。
(藤原秀行)