ZMP、物流支援ロボット「CarriRo」で新たに1トンの荷物搬送可能タイプの受注開始

ZMP、物流支援ロボット「CarriRo」で新たに1トンの荷物搬送可能タイプの受注開始

12月出荷開始予定、重量物の省力化ニーズに対応

ZMPは7月22日、物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)AD+パレット積載タイプ」の重量版モデルとして、1トンの荷物を搬送可能な「CarriRo AD+ 1T」の受注を開始したと発表した。


CarriRo AD+ 1Tに1トンの荷物を積載した際の様子(プレスリリースより引用)

従来のCarriRo AD+(パレット積載タイプ)は重量600キログラムまでのパレット搬送に特化したモデルとして、工場や倉庫内の省人化を提案。小回りの利く動きと有人・無人フォークリフトとの連携の容易さが評価され、利用が広がっている。

ただ、機械部品や飲料品などパレット当たりの搬送重量が1トンに近い現場も多く、より重い荷物をCarriRoで運びたいとの要望も出ていたのに対応。モーターと専用パレット台車の刷新で可搬重量を大きく引き上げることに成功した。

これまでハンドリフトや有人フォークリフトで移動していた1トンのパレットを自動で搬送することが可能となり、大幅な省力化と省人化を実現できると見込む。機械部品を扱う工場の工程間搬送や飲料品・日用品倉庫における入出庫作業の自動化など、様々な現場に対応する新たなソリューションとして注力していく方針。

月額8.25万円~で、12月末に出荷を開始する予定。

(藤原秀行)

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