主要株主3者とコンソーシアム結成
邦船大手3社が共同出資しているコンテナ船事業会社オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)は8月5日、独立系のコンテナ船主世界最大手シースパンを傘下に持つ米アトラスの主要株主3者とコンソーシアムを結成し、アトラスにTOB(株式公開買い付け)を提案したと発表した。
主要株主3者で現在、アトラス株式の約68%を保有しており、コンソーシアムが連携してTOBを実施、残りの約32%の取得を目指す。
シースパンはコンテナ船を海運会社に一定期間貸し出している。ONEはコンソーシアムを通じてアトラスを非公開化し、短期的な業績の変動に左右されず長期的な観点から経営を舵取りし、盤石な成長を実現できるよう後押ししたい考え。
(藤原秀行)