プラスオートメーション、AGV連動型の仕分けロボットシステムを澁澤倉庫の現場に初納入

プラスオートメーション、AGV連動型の仕分けロボットシステムを澁澤倉庫の現場に初納入

空間利用効率向上、57%の省スペース化に成功

プラスオートメーションは12月5日、国内で初めてAGV(無人搬送ロボット)型ロボットソーター「t-Sort」と立体型ロボットソーター「t-Sort 3D」を組み合わせ、澁澤倉庫の松戸営業所(千葉県松戸市)に納入したと発表した。

同営業所では2021年2月、可搬重量が5kgの仕分けロボット「t-Sort sd5」のRaaS(従量課金型のレンタルサービス)を活用し、アパレル関連商品の仕分け(店舗別、返品、EC)を開始していた。

作業スペース利用効率をさらに高めるため、一部機材を「t-Sort 3D」に入れ替え、かつソフトウエアをアップグレードすることで、処理能力を維持しつつ、機材使用スペースを70坪から30坪へ57%省スペース化することに成功した。

プラスオートメーションはRaasの特徴を最大限活用し、顧客課題を解決できた事例と強調。引き続き、澁澤倉庫と連携しながらオペレーション改善に努める計画。

従来のt-Sort sd5単体運用時は、平面の15仕分け間口に対し約8m長のスペースを使用していたが、t-Sort 3Dの導入により、高さ方向の空間を有効活用し、同じ間口数を2mで対応。その結果、作業者の歩行距離も大きく削減できるほか、スペース当たりの生産性向上につながった。


t-Sort 3Dとt-Sort sd5の連動型運用イメージ図

(藤原秀行)※写真・動画はプラスオートメーション提供

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