多様な規模・業種で利用可能、インセンティブも
兼松は2022年12月22日、スタートアップのユビレジと組み、小売店舗で容易に使えるタブレットPOS(販売時点情報管理)レジ「KG ユビレジ」の販売を開始したと発表した。
「ユビレジ」は機能が豊富で、1店舗のみ運営する顧客から数百店舗以上を展開する顧客まで多様な規模・業種で利用できるのが特徴。注文から調理・配膳・会計まで、一連にわたる業務の高効率化を実現する飲食店向け「ユビレジハンディ」、小売店向けには在庫管理など、業種に合わせたオプションも充実させ、導入実績を積み重ねている。
兼松は「ユビレジ」に独自の価値を付け加え、「KG ユビレジ」として提供する。
具体的には、「兼松Dynamic Purchase Discount」 (DPD)を展開。キャッシュレス決済手数料の一部インセンティブが、店舗運営企業に還元されるプログラムを提供する。
また、兼松が提供するSaaSのほか、様々な外部データを取得し、ダッシュボードで可視化。POSデータだけでは分からない情報を得られるため、商品開発やマーケティング施策など、幅広いニーズに対応できる。
既に展開している「兼松SaaS圏」の一部サービスとも連携が可能。例えば、在庫管理サービス「KG ZAICO」と「KG ユビレジ」のデータを連携させることで、在庫管理の機能も加わり、店舗運営における大幅な業務効率の改善を実現できるという。
(藤原秀行)