人的資源や施設を有効活用、人口減少地域で安定した配送網確保目指す
日本郵便と佐川急便は3月13日、宮城県の遠刈田温泉地域と山形県西村山郡西川町の一部地域で3月15日に、佐川が全国で集荷した荷物を、日本郵便が配達する共同配送のトライアルを開始すると発表した。
持続可能な宅配サービスの確立に向け、両社が連携して互いの人的資源や施設を有効活用し、人口減少地域で安定した配送網を確保することを目指す。
佐川が集荷した荷物に、ゆうパックのラベルを貼付する。トライアルは4月12日までの約1カ月間を予定している。
【トライアルの地域と拠点】
トライアル地域 | トライアル拠点 | |
佐川急便 | 日本郵便 | |
①宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉地域 (〒989-0916の地域) |
白石営業所 | 遠刈田郵便局 |
②山形県西村山郡西川町大井沢、月岡、砂子関 および本道寺地域 (〒990-0721、〒990-0731、〒990-0732 および〒990-0735の地域) |
山形営業所 | 西川郵便局 |
運用スキーム
(1)佐川急便が全国で集荷したトライアル地域宛ての荷物(飛脚宅配便)を営業所(白石営業所・山形営業所)から、日本郵便の郵便局(遠刈田郵便局・西川郵便局)まで輸送し、差し出し。
(2)郵便局で佐川が差し出した荷物に専用のゆうパックラベルを貼付し、ゆうパックとして引き受け。
(3)郵便局が荷物(ゆうパック)を配達。
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用