セブン&アイグループ共通の食品製造・加工拠点、千葉・流山の日本GLP大型物流施設「ALFALINK」内で稼働へ

セブン&アイグループ共通の食品製造・加工拠点、千葉・流山の日本GLP大型物流施設「ALFALINK」内で稼働へ

首都圏約200店舗に供給、生産性向上図る

セブン&アイ・ホールディングスは3月22日、子会社で食品製造・加工に関わる共通インフラの構築・運営、商品の共同調達を手掛けるPeace Deli(ピースデリ)が、グループの食品戦略推進の一環として、イトーヨーカドー・ヨークの首都圏約200店舗向けに商品を供給するセブン&アイグループ初の共通インフラ「Peace Deli 流山キッチン」(千葉県流山市)を3月28日に稼働させると発表した。

日本GLPが同市内に開発、今年2月に竣工した大型物流施設「ALFALINK(アルファリンク)流山5」の1階に入居している。

同工場は今後、セブン‐イレブン店舗に向けた商品や、イトーヨーカドーネットスーパー専用商品の供給なども予定している。

「Peace Deli 流山キッチン」は精肉・鮮魚といった生鮮品の加工やミールキットを製造する。加工した肉・魚は、徹底した温度管理の下、最新の包装機により販売期限の延長を実現。また、プラスチック削減など環境配慮型の商品を製造するために必要な設備も導入し、高品質・高鮮度で環境負荷が低い商品を各店舗へ効率良く安定的に供給する計画。

セブン&アイグループの食の共通インフラ構築により、グループ各店舗の生産性向上による利益面での貢献、消費者の利便性向上や食における新たなニーズに応えて、食品領域におけるグループシナジーの強化を図る。

■「Peace Deli 流山キッチン」概要
・所在地 :千葉県流山市小屋字土深割158番1 アルファリンク流山5東棟1階
・面積   :土地…約 113,511平方メートル(約 34,337 坪) 建物…約7,926平方メートル(約2,397 坪)
・稼働開始:2023年3月28日
・製造品目:生鮮品の加工、ミールキットの製造等

■流山キッチンにおける取り組み

◇最新設備導入による品位向上・販売期限延長(食品ロス対策) 

食品の保存に適した気体を封入し販売期限を延長


食品の品質を維持したまま冷凍する新しい冷凍設備を導入高品位の冷凍刺身を製造予定

◇持続可能な水産業を応援する取り組み

国際機関に認められた水産認証であるMEL認証の商品を取り扱い強化。CoC認証取得に向け申請中

◇省資源の取り組み

ノントレー包装プラスチック使用量の削減


物流センター併設による高効率な配送を実現、配送車両減によりCO2削減につなげる

(藤原秀行)※写真はプレスリリースより引用

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