栗和田氏は会長に専念、6月23日付
SGホールディングス(HD)は4月29日、栗和田榮一会長兼社長(76)が代表権のある会長に専念し、後任の社長に松本秀一代表取締役(56)が就く人事を発表した。6月23日開催予定の定時株主総会と取締役会を経て、正式に就任する。
SGHDは21年6月、栗和田会長が社長を兼務し、約6年ぶりに社長職へ復帰していた。
栗和田氏は社長交代の理由について「現中期経営計画最終年度の目標を達成するためには、一段高い目線で物事を判断し、スピード感をもってさまざまな施策に取り組んでいくことが急務。さらに、事業および組織力の強化も必要となり、そのような環境下では、若く新たな発想でチャレンジできるリーダーシップが必要不可欠」と強調。
「セールスドライバーからスタートし、30年以上のグループ在籍経験、管理・統制担当としてグループの屋台骨を支えてきた実績、行政機関への出向経験、加えてこの2年間は代表取締役として私と一緒にグループ経営に取り組んできた実績を踏まえ、選任した」と説明している。
松本 秀一氏(まつもと・ひでかず)1988年西埼玉佐川急便(現佐川急便)入社。2016年SGHD執行役員、19年SGHD取締役、21年6月より現職。埼玉県出身。
松本氏(SGHD提供)
(藤原秀行)