商船三井、脱炭素技術に投資する新会社「MOL Switch」を米国で設立

商船三井、脱炭素技術に投資する新会社「MOL Switch」を米国で設立

3年間で140億円を想定

商船三井は5月31日、エネルギー分野で脱炭素技術を持つスタートアップ企業への投資を目的とした新会社「MOL Switch LLC」(100%間接出資米国法人、エム・オー・エル・スウィッチ)を米国で設立したと発表した。今後3年間で総額1億ドル(約140億円)の投資を行うことを想定している。

「MOL Switch」は、エネルギー問題の解決や同社グループと社会全体の脱炭素に資する技術やビジネスを開発するスタートアップ企業を対象に投資。イノベーションへのアクセス、新たなネットワークの構築、事業機会の探索、人的資本の拡充を目指す。

次世代クリーンエネルギー関連技術、炭素除去技術、蓄電池など温室効果ガス削減と気候変動問題解決に資すると見込まれる「Climate Tech(クライメイト・テック)」分野を重点的な投資対象に据える。

「MOL Switch」会社概要

会社名 MOL Switch(読み:エム・オー・エル・スウィッチ)
所在地 米国カリフォルニア州(2023年8月頃に新事務所開設予定)
代表者 一田 朋聡
設立時期 2023年5月
事業内容 VCファンドおよびスタートアップ企業への投資
投資枠 総額1億ドル(3年間の投資期間を想定)
株主 MOL (Americas) Holdings, Inc. 100%出資(当社100%間接出資)
問い合わせ先 E-mail: molswitch@molgroup.com

(藤原秀行)

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