ランサムウェア感染、ハッカー攻撃か
名古屋港運協会は7月6日、障害が続いていた名古屋港のコンテナターミナルを管理する情報システム「名古屋港統一ターミナルシステム(NUTS)」が同日午前7時半に復旧したと発表した。NUTSはランサムウェア(身代金要求型ウイルス)に感染した。
トレーラーによるコンテナの搬出入作業の再開は、これまで計画していた同日午前8時半から同日午後にずれ込む見通し。同協会は「開始時間の詳細は別途案内する」と説明している。
同協会などによると、NUTSの障害は7月4日の午前6時半ごろに発生。同協会のプリンターからは、英語で「ランサムウェアに感染した」などのメッセージが書かれ、指定のサイトにアクセスするよう要求する文書が大量に出力されていたという。ロシアを拠点とするハッカー集団「ロックビット」からサーバーへ攻撃があった可能性が高いとみられる。
NUTSがストップしたことで、コンテナの搬出入作業などがストップした。
名古屋港飛島ふ頭東側直線バース(名古屋港管理組合提供)
(藤原秀行)