国内初、東名・足柄SAにFCV向け水素ステーションを9月開設へ

国内初、東名・足柄SAにFCV向け水素ステーションを9月開設へ

NEXCO中日本グループと岩谷産業、普及後押し

中日本高速道路(NEXCO中日本)と中日本エクシス、岩谷産業は7月26日、東名高速道路の足柄サービスエリア(SA)(下り、静岡県御殿場市)で、燃料電池車(FCV)に水素を供給する水素ステーションを9月15日に開設すると発表した。

高速道路のSA・PAに水素ステーションを設けるのは日本で初めて。FCVの普及を後押しする。


水素ステーションのイメージ(プレスリリースより引用)

政府が今年6月に改定した「水素基本戦略」は、2050年のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)を達成するため、官民の共通認識として必要なビジョンを提示している。その一環で、水素ステーションは乗用車に加えて、大型商用車などのニーズにも対応し、最適な整備を進めていく方針を明記しており、3社は高速道路への水素ステーション設置に踏み切る。

NEXCO中日本は今後、他の高速道路SA・PAへの展開を検討する。岩谷産業は現在、高速道路外で53カ所の水素ステーションを展開している。

水素ステーションの概要
名  称: イワタニ水素ステーション 足柄SA
事 業 者: 岩谷産業株式会社
営業時間: 8~20時
敷地面積: 約1,000㎡
供給方式: 液化水素貯蔵(オフサイト型)
供給能力: 平均300N㎥/h
※大型トラックにも短時間で充填が可能
充填圧力: 82MPa(メガパスカル)
※1MPa≒10気圧
充填口数: 2口(2箇所)
所 在 地: 東名 足柄SA(下り) 静岡県御殿場市深沢字前野原

(藤原秀行)

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