ジオテクノロジーズとブライセン、自動車・損保業界で埋もれた走行履歴などのデータ有効活用促進する新ツール開発

ジオテクノロジーズとブライセン、自動車・損保業界で埋もれた走行履歴などのデータ有効活用促進する新ツール開発

道路の情報と連携

デジタル地図のジオテクノロジーズと画像認識システム開発などを手掛けるブライセンは11月2日、自動車業界や損害保険業界の要望と課題解決を実現するため、共同で新たなツール「(仮称)マルチモーダルデータベース/ロケーションナビゲーター」を開発したと発表した。

各企業が保有する車両走行履歴などのデータを有効活用し、主に自動車業界の開発業務をより一層効率化することや、損害保険業界のドライブレコーダーで記録されたデータ解析業務・履歴を蓄積することが可能になると見込む。

ジオテクノロジーズはブライセンと、2021年9月から車載カメラで撮影した走行画像にアノテーション(関連する情報を注釈として付与する過程)を施したデータセット販売事業で協業している。ジオテクノロジーズが強みとしているデジタル地図の情報や技術と、ブライセンが得意とするアノテーションサービスを活用。顧客企業が社内で保有している走行データと他のデータと組み合わせて管理し、データに新たな価値を加えられるようにする。

さらに、ジオテクノロジーズが提供するデータセット「MapFan DB」の地図情報に含まれる、道路に関する膨大な詳細データと連携させ、複合的な情報として管理することで、マルチモーダルなデータ活用のための可視化と、資産のさらなる有効活用の支援につなげる。


新ツールのイメージ(両社提供)

(藤原秀行)

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