HAI ROBOTICS JAPAN、タイヤや異形物を直接ピック&プットできるフォークリフト式ACRを国内初披露へ

HAI ROBOTICS JAPAN、タイヤや異形物を直接ピック&プットできるフォークリフト式ACRを国内初披露へ

「スマート物流EXPO」に出展

物流向けロボット開発などを手掛ける中国の海柔創新(HAI ROBOTICS、ハイロボティクス)の日本支社HAI ROBOTICS JAPAN(HRJ)は1月11日、ACR(Autonomous Case-handling Robot、自動ケースハンドリングロボット)「HAIPICK A3-L」を1月25〜27日に東京・有明の東京ビッグサイトで開催される「第2回 スマート物流EXPO 2023」で国内初披露すると発表した。

併せて、「HAIPICK A42T」と多機能ワークステーション「HAIPORT(ハイポート)」を連携させたデモンストレーションを実施する予定。


「HAIPICK A3-L」(左)と「HAIPICK A42T」


HAIPICK A3-L動画

ACRは日本の倉庫や工場の棚上部の空間を活用するといった、限られた倉庫スペースを有効活用するソリューションとして提案。2022年12月末までに7件、計100台以上を受注している。

「HAIPICK A3-L」はタイヤ、トレイ、リール品など様々な形状の商材のピック&プットに対応するフォークリフト型ACR。防塵、帯電防止、クリーンルーム(クラス10000)などの場面に投入可能で、エネルギーや自動車産業、半導体製造などの工場や倉庫に適していると説明している。ケースの最大可運搬重量は50kg、ピッキングの高さ360〜4160mmに対応。

「HAIPICK A42T」はマスト(支柱)を伸縮・昇降させる方式のACRで、最大10m(要カスタマイズ)までのラックからケースピッキングと保管に対応できるのが特徴。3Dビジュアル認識機能を生かし、プラスチック製トートに加えて段ボール製カートンのピックアップも可能。

フォーク幅を自動調整し、1機種で異なるサイズのケースに対応できる。伸縮昇降式で区画を跨ぐ防火シャッター下を通過する際に高さを調整して区画横断する。ケースの最大可運搬重量は30kg、ピッキングの高さ350〜6000mmに対応。


フォーク幅自動調整機能付のHAIPICK A42T

HAIPICK ACRシステムはグローバルで総計500件以上の導入実績を重ねている。

HAIPORTワークステーションは自動積卸装置(HAIPORT)、コンベア、可視化ボード、プットウォール、PTLシステムで構成。HAIPICKシリーズのロボットと連動し、ロボットからケースの積み卸ろし、運搬の自動化を実現。 6ケース(カスタマイズで最大8ケース)を3秒でロード、5秒でアンロードし、入出庫効率向上が期待できるという。

モジュール設計により、柔軟で迅速に移設、増設が可能。

(藤原秀行)※写真と動画はHAI ROBOTICS JAPAN提供

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