「2024年問題」など考慮、拠点の共同利用も
福山通運は11月8日、主にアパレル業界にネットワークを持ち、ハンガー配送に強みのある浪速運送(大阪市西区)と同日付で業務提携契約を締結したと発表した。
浪速運送は1968年に国内第1号のハンガー車を生み出し、以降量販店へのハンガー共同配送や百貨店へのセンターレス納品などファッション向け物流サービスを展開している。
トラックドライバーの長時間労働規制強化に伴う物流現場の混乱が懸念されている「2024年問題」などを踏まえ、両社は幹線輸送の共同運行と共同配送における連携を強化し、積載効率向上をはじめ環境負荷低減に取り組む。
併せて、物流拠点の共同利用などによるドライバーの長時間運行削減をにつなげるとともに、効率的な物流サービスを実現する狙いがある。人事交流も想定している。
共同配送の概要
乗り換え共同運行の概要(いずれもプレスリリースより引用)
(藤原秀行)