多国籍の25人搭乗、イエメンの親イラン民兵組織フーシ派が実行と声明
イスラエル首相府は11月19日、イエメン近くの紅海で貨物船が乗っ取られたと発表した。乗っ取りはイエメンの親イラン民兵組織フーシ派が実行したと主張している。
複数の海外メディアが伝えたところによると、フーシ派も貨物船を拿捕したとの声明を発表した。
日本郵船は11月20日、拿捕されたのは同社が英国のギャラクシー・マリタイムから用船している自動車専用船「GALAXY LEADER(ギャラクシー・リーダー)」と発表した。同社によると、インドに向かってイエメン、ホデイダ沖付近を航行中に拿捕されたという。当時、本船に貨物は積まれていなかった。
首相府によると多国籍の25人が乗船していたが、イスラエル人や日本人は乗っていないもよう。
首相府は「イランによるもう一つのテロ行為であり、自由世界の国民に対するイランの侵略の飛躍だ。世界の航路の安全に関して国際的な影響を及ぼしている」と非難した。
(藤原秀行)