在庫収納力は2.4倍想定、25年上期までに完了計画
ソフトバンク傘下でIT関連製品の製造・販売などを手掛けるSB C&Sは12月13日、「Value Added Distributor(付加価値提供型ディストリビューター)」としての独自の物流機能のさらなる最適化と、円滑な物流の維持・継続のためのBCP対策の一環として、東京都江東区青海の自社物流センターを2023年末以降、川崎市川崎区の「ESR東扇島ディストリビューションセンター(DC)」へ順次移転させると発表した。
東扇島DCの外観(SB C&S提供)
大型の東扇島DCの5階に入居し、商品の入荷から出荷に至る作業動線の効率化を実現。在庫収納力は移転前と比較して約2.4倍に高められると見込む。実際のオペレーションはSB C&Sの100%子会社で物流を手掛けるSBフレームワークスが担う予定。新事業所として倉庫業登録を申請している。
取り扱い商品ごとに分かれているセンター単位で、2025年上期までに移転を完了させる計画。具体的には、
•2023年12月29日~2024年1月3日
SPセンター(PC、サーバー、ディスプレイなどの中・大型商品)
•24年5月3~6日
NPセンター(大型ネットワーク機器、ソフトウエアライセンスなど)
•24年12月2日~25年上期
CPセンター(ソフトウエア、モバイルアクセサリーなどの小型商品)
――を想定している。
(藤原秀行)