406km走破、「40年までに輸送業務のカーボンニュートラル実現」目標達成の一環
フェデックスエクスプレスは3月12日、初めて電気自動車(EV)でマレーシアからシンガポールへ越境配送に成功したと発表した。
今回の試みは「初のゼロエミッションの越境配送」として、マレーシアで注目すべき記録の認定を行う機関「Malaysian Book of Records」から認定を受けた。2040年までに輸送業務のカーボンニュートラルを実現するフェデックスの目標達成の一環と位置付けている。
(プレスリリースより引用)
2月27日にマレーシアのシャー・アラムに構えているフェデックスの営業所からシンガポールのチャンギ国際空港に位置しているフェデックスの施設まで、406kmをEVが走破し、配送中の充電はジョホール州の1回のみで済ませた。
フェデックスは今回の走行で一般的なディーゼル配送車両と比較して、車両からのCO2排出量を約100kg削減できたと見積もっている。
実証実験で得た知見を将来のオペレーション業務効率の評価に向け活用していく予定。
(藤原秀行)