改修作業に時間、6月中の実現目指す
江崎グリコは5月1日、物流や出荷管理などを担う基幹システムの切り替えで発生した障害の影響でチルド食品(冷蔵品)の出荷を停止している問題に関し、出荷再開の時期を従来想定していた5月中旬から延期すると発表した。
システムの改修作業に時間を要しているため。同社は再開時期は未定と開示しているが、6月中に実現することを目指す。
出荷を停止しているのはお菓子の「プッチンプリン」や乳飲料の「カフェオーレ」など。キリンビバレッジから販売を受託している「トロピカーナ」などの飲料も出荷停止を余儀なくされている。
お菓子などの常温商品とアイスは出荷を継続している。
グリコによれば、障害は4月3日に基幹システムを切り替えた後に発生、4月14日に物流センターからの冷蔵品出荷を一時ストップした。4月18日にいったん出荷業務を再開したが、システム上の在庫データが実際に物流センターで保管している数と合致せず、再び停止を強いられている。
(藤原秀行)