7月31日付、北中米地域の事業内容拡充図る
鴻池運輸は6月17日、カナダとメキシコで自動車部品のデザインパッケージを手掛けるPine Valley Packaging(パイン・バレー・パッケージング、PVP)グループを7月31日付で買収すると発表した。
鴻池と梱包資材メーカーのカネパッケージ(埼玉県入間市)が6月30日付でカナダ・トロントに新設する合弁会社が、PVPグループの持ち株会社の全株式を取得する。取得額は開示していない。
合弁会社は資本金約18億円で、鴻池が83.2%、残りをカネパッケージがそれぞれ出資する予定。
PVPグループは日系や欧米系の大手自動車メーカーなどと直接取引している。鴻池は北中米地域で生産設備の輸送・据え付け事業を展開しており、デザインパッケージも事業内容に加えることで、より多様な梱包需要に対応できるようにする。
PVPグループに、鴻池のフォワーディングなどのサービスを提供することも視野に入れている。
PVPグループの2023年1月期の連結売上高は約38億6400万円、当期純利益は約1270万円だった。
(藤原秀行)