集荷や保管、配送などで協力
神奈川を地盤とする物流企業のギオンは6月20日、神奈川県相模原市でサッカーJ3のスポーツクラブ相模原(SC相模原)、NPO法人フードコミュニティの2者と相互協力し、同市内で食品ロス削減と有効活用による循環型社会の実現を目指す活動を行うことを柱とした「ジモトアイプロジェクト:フードドライブ推進パートナー協定」を締結したと発表した。
SC相模原はフードコミュニティ」と連携し、SC相模原のホームゲーム会場で未開封の余剰食品を回収、地元のフードドライブ団体やこども食堂に提供してきた。しかし、物量が多くなると食品の保管や配送のコストが上昇し、維持・拡大が難しくなるという課題を抱えていた。
ギオンはSC相模原のトップパートナーを務めており、物流企業のアセットを活用することで、集荷、保管、配送、配布に関する課題を解消、取り組みを最大化していきたい考え。
協定締結に伴い、今回の取り組みをSC相模原が推進するジモトアイプロジェクトの一環と位置付け、ファンサポーターの協力も得ながら、地域への啓発活動を進めて連携の輪をさらに拡大し、食品ロス問題の解消、子育て世帯や生活困窮世帯への食を通した支援を後押しする。
ギオンは協定に基づき、食品・食材を提供する企業・団体から回収し、倉庫やトラックの提供なども担う。
6月22日にSC相模原のホーム試合会場で、協定締結の件を3者が合同で発表し、フードドライブ受付ブースを設置、寄付を募る予定。
(藤原秀行)※いずれもギオン提供