米トラック輸送大手のイエロー、経営悪化で事業停止

米トラック輸送大手のイエロー、経営悪化で事業停止

破産申請を準備

米国のトラック輸送大手イエロー・コーポレーションが経営悪化のため、7月31日で事業を停止したことが分かった。

同社の従業員らが参加している全米トラック運転手組合「International Brotherhood of Teamsters(通称・チームスターズ)」が同日、明らかにした。

イエローは1924年創業。従業員は約3万人を抱え、小売り大手のウォルマートなどが顧客で、低価格を打ち出し、混載輸送を得意とする。2022年12月期の連結売上高は52億ドル(約6800億円)に上るが、競争激化などで近年は収益が悪化していた。

複数の現地メディアの報道によると、イエローは債務が10億ドル(約1300億円)以上に膨らんでいる。チームスターズによれば、イエローは破産申請の準備を進めているという。


イエローのトラック(同社提供)

(藤原秀行)

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