イノフィスのアシストスーツ、山形・最上町の農家が40台導入

イノフィスのアシストスーツ、山形・最上町の農家が40台導入

作業時の中腰姿勢負担軽減、営農継続を後押し

イノフィスは7月11日、にらやアスパラガスの一大産地、山形県最上町の黒沢地区に、サポータータイプでは最強クラスの補助力を備え、腰の負担を35%軽減するアシストスーツ「マッスルスーツSoft-Power」を40台納品したと発表した。

アシストスーツを提供して農作業時の中腰姿勢やコンテナ運搬時の身体的負担を軽減することで、営農の継続を後押しすることを目指す。

最上町のアスパラガスは2004年、産地化に向けて栽培を始めて以降、現在は山形県内一の生産量を誇り、出荷量も400tを超えている。にらも主力ブランド「達者de菜」を全国に約176t出荷している。

しかし、農業は従事者減少による担い手不足が深刻化。さらに、山形県の耕地面積や総農家数の約6割を、中山間地域(山間地やその周りの地域、その他地理的条件が悪く、農業をするのに不利な地域)が占め、平地などに比べて高齢化や人口減少が進行。人材の問題だけではなく、急傾斜かつ長大で、草刈り機などの大型機械が入れない場所もあり、まだまだ人の手で収穫をしている農家も多く存在している。

イノフィスは営農を維持する上で、身体的負担感を軽減するアシストスーツのようなツール導入が急務とみており、今後も積極的に採用を働き掛けていく構え。

(藤原秀行)※いずれもイノフィス提供

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