郵船ロジグループ、ベルギーで3.9万㎡の大型医薬品倉庫が稼働開始

欧州全体で11万㎡突破、ヘルスケア物流サービス強化狙い

郵船ロジスティクスは7月12日、ベルギー、オランダ、ルクセンブルクのベネルクス3カ国をカバーする現地法人Yusen Logistics（Benelux）が7月1日、ベルギー・ジャンブルーで医薬品倉庫を稼働させたと発表した。

昨年、フランス北部のダンケルクでGDP認証を取得した環境負荷の低い医薬品専用倉庫を開設しており、ベルギーの新倉庫を加えると郵船ロジグループの欧州における医薬品倉庫のスペースは11万㎡を突破した。欧州のヘルスケア物流サービスをさらに強化するのが狙い。

　
　

新倉庫は3万8000㎡を超え、医薬品専用のロジスティクスセンターとしてはベルギー・ワロン地域最大級の面積を備える。最大4万2000パレット分を保管できる。

国際的な医薬品流通の品質基準GDP認証を取得済みで、約7000㎡の冷蔵エリア、約700㎡の冷凍エリアを備えている。

AMR（自律走行搬送ロボット）やAGV（無人搬送ロボット）、自動仕分けシステムなどを採用、保管の効率化と省人化を推し進めている。

今後はソーラーパネルや高性能な発電システムを設置し、100%再生可能エネルギー由来の電力で稼働するロジスティクスセンターを実現。国際的なBREEAM認証の「Excellent」評価を取得する計画。

（郵船ロジスティクス提供）

（藤原秀行）