熊本から3020冊、25年開館予定
郵船ロジスティクスは8月22日、世界的建築家の安藤忠雄氏が手掛ける図書館「バングラデシュこども本の森(仮称)」に収蔵する本を、バングラデシュまで無償輸送したと発表した。
「こども本の森」は安藤氏が設計、寄贈しているこどものための図書館。これまで日本国内に4カ所(大阪・中之島、岩手・遠野、神戸、熊本)開設し、各地の子供たちの想像力を育もうと取り組んでいる。
郵船ロジはプロジェクトに賛同し、「こども本の森 熊本」に収蔵していた本のうち、2025年に開館を予定している「バングラデシュこども本の森」に収蔵する予定の3020冊をバングラデシュへ海上輸送した。
預かった本は、大阪ベイロジスティクスソリューションセンターで梱包、輸出通関し、郵船ロジのバングラデシュ法人「Yusen Logistics(Bangladesh)」と連携してバングラデシュ・ダッカまで届けた。
輸送した本は、今後ベンガル語に翻訳した上で来年開館する図書館に収蔵する。
「こども本の森」プロジェクトが海外に図書館を開設するのは今回が初めて。バングラデシュ政府が土地の提供や水道・光熱費の負担などで全面的に協力している。
こども本の森 熊本(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)