既に5拠点で展開、効率化加速図る
LIXILは9月3日、Hacobuのトラック予約受付サービス「MOVO Berth(ムーボ・バース)」を、「2024年問題」対策の一環として、新たに7拠点へ追加で導入すると発表した。荷待ちや作業に要する時間を可視化し、データを活用して荷待ち時間の削減など物流業務効率化をさらに推進したい考え。
物流センターイメージ(LIXIL提供)
LIXILは「MOVO Berth」を既に5拠点で取り入れている。採用する拠点を拡大し、物流効率化をさらに推し進めていきたい考え。
一例を挙げると、兵庫県の「社(やしろ)物流センター」は「MOVO Berth」導入に伴い、待機時間・荷役時間を含めた滞在時間の情報を即座に可視化できるようになり、事前調整を行うなどさまざまな分析・対応策を実施することで、ドライバーのセンター滞在時間が約24%削減できたという。
デジタル化することで庫内の作業効率が向上し、1日当たり160分の業務時間削減にもつながっている。
(藤原秀行)