燃料節減目標値との差など一元管理可能
商船三井系のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)、MOL PLUSは9月3日、人間の行動を科学的に研究して法則を見いだす「行動科学」を利用して船舶・航空機からの温室効果ガス排出削減業務支援ツールを提供する英国のスタートアップSignol(シグナル)に出資することを決めたと発表した。具体的な出資額は開示していない。
Signolの管理ツールは、燃料節減のために取り組んでいる様々なタスクや、それぞれの燃料節減の目標値、目標との差、行動の改善案を一元的に管理・把握できるのが特徴。船上や陸上での運航業務の効率化と環境負荷低減に寄与できると見込む。
人間の行動の法則性などを含む行動科学に基づいて設計されているため、データとタスクが一目で分かるようなデザインを実現している。
MOL PLUSはSignolと連携を強め、海運領域の脱炭素加速につなげていきたい考えだ。
出資先概要
会社名 |
Signol Limited |
代表者 |
Michael Fanning |
設立 |
2017年 |
本社所在地 |
Waverley House, 9 Noel Street, London, W1F 8GQ |
事業内容 |
船舶/航空機におけるGHG削減業務支援SaaSを提供 |
HP |
管理ツールイメージ(MOL PLUS提供)
(藤原秀行)