東北エリア発の事業展開
相模鉄道(相鉄)グループで不動産開発・賃貸を手掛ける相鉄アーバンクリエイツは11月1日、仙台市の宮城野区に位置し、三菱ふそうトラック・バスが賃借する「三菱ふそう/東北ふそう本部」の土地・建物に関わる信託受益権を取得したと発表した。
相鉄アーバンクリエイツとしては、東北エリアで初の事業展開となる。相鉄グループでは2022年7月に開業した宿泊特化型ホテルの「相鉄フレッサイン仙台」に続き、2例目となる仙台市での事業展開。
相鉄アーバンクリエイツは、相鉄グループ「長期ビジョン“Vision2030”」の重点戦略「不動産事業の抜本的な強化」と「沿線外での事業領域の拡大」を実現するため、事業エリアを相鉄線沿線から東京都心、首都圏、全国、そして世界に広げるとともに、不動産の用途・取得方法についても複数の選択肢を模索している。
2024年3月には、相鉄アーバンクリエイツとして初となる札幌市内の大規模用地を取得、同年7月には東京・目黒駅至近の複合用途ビルへ投資するなど、事業領域を拡大して物件などの取得を進めている。
今回取得した同物件は、仙台市中心部から東方約4.5kmに所在し、首都圏と東北エリアを結ぶ東北自動車道にもつながる仙台東部道路にアクセスしやすい。仙台都市圏高速環状ネットワークを経由した東北各地への輸配送に適し、仙台空港や仙台塩釜港などの流通拠点との連携にも強みを持つ。
土地・建物に関わる信託受益権を取得した「三菱ふそう/東北ふそう本部(外観)」
取得した「仙台市の工場兼事務所の大規模用地」の概要
1.物件名称
三菱ふそう/東北ふそう本部
2.所在地
宮城県仙台市宮城野区日の出町 3 丁目 7 番 45 号
3.交通
〇仙台市地下鉄東西線「六丁の目」駅より徒歩 20 分
〇JR 仙石線「小鶴新田」駅より徒歩 22 分
4.敷地面積
13,922.46 ㎡(4,211.54 坪、登記面積)
5.延床面積
9,020.90 ㎡(2,728.82 坪、登記面積)
6.建物・用途
本社屋(用途:事務所・工場) の他、計 4 棟
対象物件 位置図(いずれもプレスリリースより引用)
(藤原秀行)