ダイセーのインドネシア現法、全拠点で食品輸送のハラール認証取得

ダイセーのインドネシア現法、全拠点で食品輸送のハラール認証取得

義務化前に対応、信頼性高いサービス提供可能に

ダイセーホールディングス(HD)は11月13日、グループのインドネシア現地法人Daiseilog Indonesia(ダイセーログ・インドネシア)が今年7月、インドネシア国内の全8拠点で、食品輸送業務がイスラム教の戒律に合っていることを示す「ハラール認証」を取得したと発表した。

ハラール認証の義務化が進むインドネシアで、より信頼性の高い物流サービスを提供できるようになると見込む。


ハラール認証ステッカーを貼ったトラック(ダイセーHD提供)

ハラール認証は、飲料や食料の生産・加工だけでなく、流通や包装に至るまで、イスラム法に基づいた厳格な基準を満たしていることを証明する制度。インドネシアの同認証は2019年に宗教省の下部組織として発足したBPJPH(ハラール製品保証実施機関)が管理しており、認証取得後も4年ごとの更新が必要。

物流業は各プロセスでハラール基準を順守した製品の取り扱いを徹底し、製品がアルコールやラードなど禁忌とされる物質に接触することなく、安全に管理することを強く求められているため、体制を整備し、同認証取得義務化に備える。

(藤原秀行)

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