人権侵害リスクなど回避
住友重機械工業は11月27日、人権侵害といったリスクのある鉱物の使用を回避するなど、責任ある鉱物調達の取り組みを主導する国際的なイニシアチブ「RMI(Responsible Minerals Initiative)」に加盟したと発表した。
RMIは世界で300以上の企業や団体が加盟し、紛争国の武装勢力の資金源となる鉱物を調達していないかどうかサプライチェーンをさかのぼって確認する紛争鉱物調査票の制定や、製錬業者の紛争非関与監査プログラムの推進などを展開している。同社グループは加盟を通じて、サプライチェーン全体で責任ある鉱物調達の推進を強化する。
同社は併せて、9月にグループの「責任ある鉱物調達方針」を改定。経済協力開発機構(OECD)の「紛争地域および高リスク地域からの鉱物の責任あるサプライチェーンのためのデュー・ディリジェンス・ガイダンス」に準拠したリスクの特定と評価を行い、サプライチェーン全体で責任ある鉱物調達活動を実現する。
(藤原秀行)