日本郵船、外為取引効率化へCFS決済や電子取引の利用開始

日本郵船、外為取引効率化へCFS決済や電子取引の利用開始

複数の通貨を同時取り扱い可能

日本郵船は11月28日、資金効率の改善と業務プロセスの合理化に向け、外国為替取引に、国内外の大手金融機関などが出資している米CLS(多通貨同時決済)銀行を通じた決済と、米ブルームバーグが提供している為替電子取引機能「FXGO照合決済サービス(FXGO-CMS)」の利用を開始したと発表した。

CLS決済は取引する2種類の通貨を同時に決済できるサービス。日本郵船は三菱UFJ銀行の「CLS銀行決済Third Partyサービス」を活用し、複数の金融機関との外国為替取引をオンライン決済する。

FXGO-CMSは外国為替取引の約定内容確認をオンライン上で完結できる仕組み。従来は紙面で行っていた当事者間の照合作業を自動化することが可能で、業務効率化とペーパーレス化につながると見込む。


導入前後の決済取引イメージ(プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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