三菱食品、未利用野菜活用技術持つ山形のグリーンエースに出資

三菱食品、未利用野菜活用技術持つ山形のグリーンエースに出資

粉末に加工するアップサイクルを得意先に提案も

三菱食品は12月3日、未利用食品のアップサイクルを手掛けるグリーンエース(山形県酒田市)に出資したと発表した。具体的な出資額や出資比率は開示していない。

グリーンエースは食品の色や香り、栄養成分を保持したまま粉末化する技術を開発。規格外や価格調整のために出荷できない野菜、食品加工場で廃棄される根菜類の皮やキャベツの芯、ブロッコリーの茎など、まだ食べられるたくさんの未利用食品を高品質な野菜粉末に加工し、原料としたさまざまな加工食品へアップサイクルしている。

最終製品の開発・販売を通じてグリーンエースの社会課題解決に向けたアップサイクル事業を支援するとともに、得意先の小売業・外食業にグリーンエースの技術を紹介して課題解決にも貢献することを想定している。

(藤原秀行)

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