9月に日本オフィス開設、事業拡大図る
空きスペースを活用した手荷物預かりサービスを展開している米旅行会社のBounce(バウンス)は12月3日、シリーズBラウンドで1900万ドル(約28億5000万円)の資金を調達したと発表した。
サンフランシスコのベンチャーキャピタル(VC)、Sapphire Sport(サファイアスポート)が主導し、ヤマトホールディングス(HD)のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)「KURONEKO Innovation Fund2号」やKDDIなどが参加した。
バウンスは世界各地で空きスペースと手荷物を預けたいユーザーをマッチングさせるサービスを提供。欧米やアジアなど世界4000以上の都市でグローバルな手荷物預かりネットワークを構築している。
現在は1万3000カ所以上の保管スペースをユーザーに提供している。専用サイトまたはアプリケーションから希望の保管スペースを予約し、オンラインで決済すれば簡単にサービスを利用できるため、ユーザーは数百万人に上っているという。
今年9月に東京オフィスを開設、日本市場での事業拡大を図っており、調達した資金を活用する方針。今後数カ月のうちに、他の日本の都市にも開設する予定という。
ヤマトHDはインバウンド(訪日観光客)対応などの面でシナジーが発揮できると期待、CVCを通じた出資に踏み切った。
(ヤマトHDプレスリリースより引用)
(藤原秀行)