「運転再開まで時間要する見込み」
JR九州は12月12日、鹿児島県薩摩川内市のJR鹿児島本線川内駅構内で同日未明に起きた貨物列車の脱線事故の影響で、川内～隈之城駅間は同日、上下線で終日運転を見合わせると発表した。
同社は「運転再開まで時間を要する見込み」と説明している。隈之城～鹿児島中央駅間も遅延が続いている。
JR貨物によると、事故は12月12日の午前3時ごろに発生。熊本駅（熊本操車場）から鹿児島貨物ターミナルに向かっていた第8097列車で、機関車1両、貨車11両の構成。当日の午前零時11分に熊本駅を出発し、午前3時45分に鹿児島貨物ターミナル駅へ到着する予定だった。けが人は出ていないという。
運転士が川内駅を出発した後、横揺れを感じたため非常ブレーキを使用、防護無線発報など必要な非常停止手配を行った。車両点検の結果、機関車1両と貨車の1～2両目の2両が脱線していた。
国の運輸安全委員会が現地に事故調査官を派遣、調査を本格化させる。
脱線した機関車（JR貨物プレスリリースより引用）
（藤原秀行）
