SkyDriveと大阪メトロ、空飛ぶクルマの「ダイヤモンドルート構想」発表

SkyDriveと大阪メトロ、空飛ぶクルマの「ダイヤモンドルート構想」発表

4カ所を重要エリアに選定、まず28年めどにサービス開始目指す

「空飛ぶクルマ」やドローン関連サービスの開発を手掛けるSkyDriveと大阪市高速電気軌道(Osaka Metro、大阪メトロ)は12月17日、2025年の大阪・関西万博後の空飛ぶクルマ社会実装を見据え、市場調査などの結果を踏まえて「新大阪・梅田」「森之宮」「天王寺・阿倍野」「ベイエリア」の4カ所を重要エリアとして選定し、それぞれを結んだ「大阪ダイヤモンドルート構想」として推進していくことを発表した。

両社はまず2028年をめどに森之宮エリアでサービスを開始した後、30年以降に向けて、サービスを順次拡大することを目指して検討を続ける。


「大阪ダイヤモンドルート構想」

4つのエリアは、大阪の美しい景観を楽しむことができるポイントや、主要観光地へのアクセスがスムーズになる場所を設定している。空飛ぶクルマを利用することで、パーソナルな空間で空からの眺めを楽しめるため、移動時間そのものが特別な体験になると見込む。

両社は構想実現へ国や大阪府市、関係機関、事業パートナーと協議・連携を深め、離着陸場設置場所の確定など、必要な検討を進めるとともに、大阪近郊、関西エリアへの展開を段階的に図り、空の移動という新たな価値を創造し、地域の魅力向上への貢献を目指す。

(藤原秀行)※両社提供

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