霞ヶ関キャピタル、名古屋で冷凍自動倉庫を開発

霞ヶ関キャピタル、名古屋で冷凍自動倉庫を開発

2.16万㎡、26年5月竣工予定

霞ヶ関キャピタルは1月9日、名古屋市でアセットマネジメントとプロジェクトマネジメント業務を受託している物流施設「LOGI FLAG TECH 名古屋みなとⅠ」の工事が本格的にスタートしたと発表した。

物流業界の労働力不足と冷凍倉庫の厳しい就労環境の改善に向け、自動ラックを設置した「冷凍自動倉庫」として開発する。地上2階建て、延床面積は2万1600㎡(仮想床の面積)で、竣工は2026年5月の予定。


竣工イメージ(霞ヶ関キャピタル提供)

伊勢湾岸自動車道の名港中央ICから約3.3kmに位置。関東・関西の大型消費地への効率的な輸送と中継地点としての機能を持つ配送優位性の高い地域と見込んでいる。

2030年のフロン規制を見据えて自然冷媒を用いた冷却機を採用するとともに、屋根に太陽光発電パネルを敷設して再生可能エネルギーを用いた電力供給を行えるようにする。

地域交流の場としてカフェやマルシェを併設する予定。災害時には防災備蓄品を備えた避難スペースを提供し、地域の安全確保に貢献していくことを目指す。

施設計画概要
物件名称:LOGI FLAG TECH 名古屋みなとⅠ
所在地:愛知県名古屋市港区野跡3丁目1番3
交通:伊勢湾岸自動車道「名港中央IC」約3.3km
敷地面積:7,083.32㎡(2,142.70坪)
延床面積:21,600.97㎡(6,534.29坪)
竣工予定:2026年5月
建物構造:鉄骨造 地上2階建
設計:株式会社塩浜工業東京本社一級建築士事務所
施工:株式会社塩浜工業
*自動倉庫は吹き抜け構造で床がないため延床面積は仮想床での面積を記載

(藤原秀行)

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