ロジスティードグループのタイ現法、バンコク近郊に4温度帯対応の物流センター新設

ロジスティードグループのタイ現法、バンコク近郊に4温度帯対応の物流センター新設

倉庫4.3万㎡、コールドチェーンなど幅広い産業分野の効率化支援

ロジスティードは1月9日、グループのタイ現地法人LOGISTEED(Thailand)が、バンコク近郊のサムットプラカーンに物流センター「テパラックロジスティクスセンター」を新設したと発表した。

地上5階建て、延床面積は倉庫4万3045㎡。


物流センター外観(ロジスティード提供)

同社はタイ国内で医薬品の適切な流通に関する物流基準「GDP」、食品の衛生管理手法「GHP」、IATA(国際航空運送協会)が策定した医薬品の航空輸送の品質に関する認証「CEIV Pharma」といった認証取得に取り組んでいる。

新設した物流センターもその一環として、常温、空調、冷蔵、冷凍の複数温度帯の製品を1拠点で取り扱えるようにしているほか、流通加工のスペースも備え、コールドチェーンをはじめヘルスケアや高機能材など幅広い産業分野のサプライチェーン効率化に対応する。

バンコク中心部から35km、スワンナプーム国際空港から25kmのエリアに位置。タイ首都圏の大消費地や、バンコク近郊の産業集積地への輸配送拠点として運用できる複合機能型の物流センターとして運用する。

太陽光発電設備を導入し、LED照明の活用で電力使用を低減するなど、環境負荷の低減に努める。

新物流センター概要
名称:テパラックロジスティクスセンター(Theparak Logistics Center)
所在地:130/28-29 Moo 1, Theparak Rd., Bang Sao Thong Sub-district, Bang Sao Thong District, Samut Prakan 10570
建屋仕様:鉄骨造(5階建て)
延床面積:倉庫43,045㎡、オフィス・その他6,348㎡、総延床面積49,393㎡
主要設備:ラックシステム、スプリンクラー消火設備、リチウムイオン電池フォークリフト、LED照明設備、太陽光発電設備など
開所日:2025年1月6日

(藤原秀行)

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