イエメンの武装組織フーシ派、乗っ取った日本郵船運航貨物船の乗組員25人を1年2カ月ぶり解放

イエメンの武装組織フーシ派、乗っ取った日本郵船運航貨物船の乗組員25人を1年2カ月ぶり解放

イスラエルとハマスの間で停戦発効受け

日本郵船は1月24日、2023年11月にイエメン近くの紅海で同国の親イラン武装組織フーシ派が乗っ取った日本郵船チャーターの自動車専用船「GALAXY LEADER(ギャラクシー・リーダー)」に関し、1月22日に乗組員25人全員が無事解放されたと発表した。

日本郵船がギャラクシー・リーダーを用船していた英国のGalaxy Maritime(ギャラクシー・マリタイム)から1月23日、連絡が入った。乗っ取りから約1年2カ月ぶり。

 
 

ギャラクシー・リーダーはインドに向かってイエメンのホデイダ沖付近を航行中に拿捕された。25人はフィリピン人らで、日本人は含まれていなかった。

フーシ派は、パレスチナのガザ地区で連帯を表明しているイスラム組織ハマスがイスラエルの攻撃を受けたのに伴い、ギャラクシー・リーダーを乗っ取った。その後、今年の1月19日にイスラエルとハマスの間でガザの停戦が発効したのを受け、解放に踏み切った。

(藤原秀行)

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