アサヒロジが新たに燃料電池小型トラック2台採用、初のアコーディオンタイプ

アサヒロジが新たに燃料電池小型トラック2台採用、初のアコーディオンタイプ

CJPTが企画、トータル6台に

アサヒロジは3月18日、は、西多摩営業所(東京都瑞穂町)が1月29日に、トヨタ自動車など主要自動車メーカーが共同出資し、商用車の技術開発を手掛けているCommercial Japan Partnership Technologies(CJPT)が企画する燃料電池(FC)小型トラックを2台導入したと発表した。

NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の研究開発助成事業に参画し、交付決定を受けたCJPTとアサヒロジが運営する。

 
 

アコーディオン式のカーテンを採用した「アコーディオンバンタイプ」としての仕様を採用しており、アサヒロジによれば、同タイプのFC小型トラックとしては国内で初めての導入事例という。

屋根があるため製品の雨濡れを防ぐことができる上、トラックの後部だけではなく左右からも荷降ろしが可能で、狭い道での荷降ろしに適していると説明。


(いずれもアサヒロジ提供)

アサヒグループは気候変動に対する中長期目標 として「アサヒカーボンゼロ」を掲げ、さまざまな省エネ・環境施策を推進しており、今回のFC小型トラック採用もその一環。

既に2023年には墨田支店(東京都墨田区向島)に2台、平和島支店(東京都大田区平和島)に2台をそれぞれ導入しており、アサヒロジとしてはトータルで6台となった。

西多摩営業所は近隣に水素ステーションが存在していることも、採用決定の理由という。

 
 

車両からの排出は純水のみのため、CO2排出削減に寄与できる上、電動車のため静かで振動も少なく、発進時の加速が優れるためドライバーのストレス軽減も期待できるとみている。

現在、東京都の多摩地域で走行しており、納品先からも好評を得ているという。

(藤原秀行)

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