750tのCO2削減効果を見込む
商船三井は4月4日、所有するケープサイズバルカー「MIDNIGHT DREAM」(ミッドナイトドリーム)に対し、今年3月に資源メジャーのBHPグループと共同でバイオ燃料の補油を実施、無事完了したと発表した。
バイオ燃料供給を受けている本船(商船三井提供)
バイオ燃料は、廃食油などの生物由来の有機性資源(バイオマス)を原料に活用。シンガポールで補油を受けた約1000tのバイオ燃料は低硫黄燃料油(VLSFO)に約24%のバイオ燃料をブレンドした混合油(B24)で、約750tのCO2排出量削減効果を見込んでいる。
バイオ燃料は、船舶の既存のディーゼルエンジンの仕様の改造を必要とせず使用することができるため、化石燃料に代わる有効な代替燃料として温室効果ガス排出量の抑制につなげられると見込む。
【本船概要】
船名: MIDNIGHT DREAM
全長: 292m
全幅: 45m
型深: 18m
積貨重量: 180,517 MT
(藤原秀行)