MBOの一環、まず87.24%取得確定
日本郵政は4月11日、傘下の日本郵便がトナミホールディングス(HD)に対して実施していたTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。
TOBは2月27日~4月10日に実施。その結果、日本郵便がトナミHD株式の87.24%(議決権ベース)を取得することになり、4月17日付で子会社化することが確定した。取得額は807億5200万円の予定。
日本郵便とトナミHDは今年2月、両社が連携し、トナミHDのMBO(経営陣が参加した買収)を実施する方針を表明しており、今回のTOBもその一環。
最終的に日本郵便とトナミHDの経営陣、創業家代表が共同出資する「JPトナミグループ」がトナミHD株式を100%保有する形に移行する予定だ。
(藤原秀行)