トラック入荷受付・予約システム導入を表明
伊藤忠食品は6月28日、政府と運送事業者、荷主企業が連携してトラックドライバーの長時間労働解消などを目指す「ホワイト物流」推進運動に賛同すると発表した。事務局に自主行動宣言を提出した。
同社は「トラック入荷受付・予約システムを業界でもいち早く導入し横展開することで、食品流通の物流において課題となっていたトラックの順番待ちによる渋滞解消やドライバー待機時間短縮に取り組む」と強調。
具体的には、今年3月から千葉県の船橋物流センターで受付簿の電子化(システムの一部機能として構成)を進めていることを明らかにした。今後は入構時刻の事前予約など機能を拡充するとともに、他のセンターにもシステムを展開していく計画。
同社はホワイト物流以前から進めている施策として、納品帰り便の有効活用による車両稼働率向上、センターへの入構車両台数平準化(午後入荷による待機時間の解消と車両回転数の向上)、積載量に合わせた商品発注によるトラック積載率の向上と納品回数の削減などを挙げている。
トラック入荷受付・予約システムの概要(伊藤忠食品プレスリリースより引用)※クリックで拡大
(藤原秀行)