カクヤスグループ、酒・飲食文化の継承へ筑波大学と共同研究契約を締結

カクヤスグループ、酒・飲食文化の継承へ筑波大学と共同研究契約を締結

酒離れの要因分析など検証を想定

カクヤスグループは5月28日、筑波大学と5月22日付でに共同研究契約を結んだと発表した。QOL(Quality Of Life、生活の質)と飲酒様式などに関する研究を推進する同大の吉本尚准教授(所属:医学医療系地域総合診療医学)の研究グループと互いの知見や強みを生かして、科学的根拠に基づいた取り組みを進める。

酒・飲食文化の継承や発展に影響を与える要因について研究し、酒・飲食文化の魅力の発信や課題解決に向けた関係各所との連携を図る。



吉本准教授はこれまでにアルコール健康障害に関する地域医療連携、ノンアルコール飲料や微アルコール飲料を用いた介入の効果検証など、飲酒と健康に関する研究を積極的に行っており、センター長を務める同大学健幸ライフスタイル開発研究センターは次世代につなげる健康で幸せなライフスタイルの実現に向けた取り組みを展開している。

共同研究では若年層の酒離れの要因分析のため、飲酒理由の経時的変化について調査と文献考察を進め、検証する。同社は共同研究により、市場の動向を踏まえた要因分析が可能になると期待している。

(藤原秀行)

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