トヨタなどと連携、普及後押し図る
三井不動産は6月17日、トヨタ自動車やANAホールディングス、朝日航洋などと組み、「空飛ぶクルマ」専用の離着陸場「バーティポート」の開発・運営事業を立ち上げると発表した。
東京・築地地区のまちづくり事業や三重県・伊勢志摩地区の開発案件など、三井不動産が国内外で開発・運営しているアセットや今後の開発プロジェクトなどでバーティポートを整備することを想定。離着陸など新たな運営管理業務を担う体制の整備にも着手し、空飛ぶクルマの普及を後押ししていきたい考え。
空飛ぶクルマを不動産に組み入れることで、オフィスビルや商業施設、物流施設などの付加価値を高めることを狙う。
対象プロジェクト | 所在地 | 用途 | 想定時期 |
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築地地区まちづくり事業 | 東京都中央区築地五丁目及び 築地六丁目各地内 | 大規模集客・交流施設(マルチスタジアム)、 ライフサイエンス・商業複合棟、MICE・ホテル・レジデンス棟、舟運・シアターホール複合棟など合計9棟 | まちびらき1期:2030年代前半以降 |
三重県・伊勢志摩地区 (NEMU RESORT 等) | 三重県志摩市浜島町迫子 | リゾートホテル、ゴルフ場など | 2020年代後半 |
■ロードマップ(2025年6月時点)
(藤原秀行)※いずれも三井不動産提供