HISと丸紅エアロ、「空飛ぶクルマ」のシミュレーター体験事業で提携

予約受付などで協力、将来は実際の飛行体験も実現目指す

エイチ・アイ・エス（HIS）と丸紅グループで宇宙関連の商社、丸紅エアロスペースの両社は7月24日、米LIFT AIRCRAFT（リフト・エアクラフト）製1人乗りタイプの空飛ぶクルマ「HEXA」（ヘクサ）のシミュレーター体験事業に関して業務提携したと発表した。

丸紅エアロは7月26日、大阪市内でOsaka Metro（大阪メトロ）が今年10月までの期間限定で開設している未来のモビリティ体験型テーマパーク「e METRO MOBILITY TOWN」内で、7月26日にHEXAのシミュレーターを体験できるイベントをスタート。HISはウェブサイトを通じたシミュレーター利用の予約受付やプロモーション企画の立案などで協力する。

HEXAに搭乗して実際に飛行を体験する事業に関しても、両社で実現を目指す。

米国では既にHEXAの商用運航が始まっており、航空機の操縦免許を持たない一般の市民がHEXAに乗り込んで操縦、飛行体験をしている。

HISと丸紅エアロは米国の飛行前訓練に使われているシミュレーターの最新型を投入する。高機能の三軸駆動シミュレーターとVR（仮想現実）ゴーグルを使用し、没入感あるリアルな3D景観の中を飛行する感覚を提供し、空飛ぶクルマへの理解を広めてもらうことを目指す。

【事業概要】

（藤原秀行）