累計110億円超、「レベル2」幹線輸送の本格化などに充当
自動運転トラックの開発を手掛けるT2は8月18日、新たにプレシリーズBラウンドで9社から計50億円の資金を調達したと発表した。累計では110億円を超えた。
9社の顔触れは宇佐美鉱油、NX・TCリース&ファイナンス、環境エネルギー投資、鈴与、日本郵政キャピタル、福山通運、三井住友海上火災保険、三井倉庫ロジスティクス、三菱地所。9社を引き受け先とするエクイティファイナンスを実施した。
既存株主の宇佐美鉱油、環境エネルギー投資、三井住友海上火災保険、三井倉庫ロジスティクスおよび三菱地所の5社に加え、残る新規4社も事業趣旨に賛同した。
今回調達した資金は、今年7月に開始したレベル2自動運転(ドライバーが同乗し、有事の際はすぐに運転を代わる)トラックによる幹線輸送の商用運行本格化に充てるとともに、「レベル4」自動運転(特定条件下での完全自動運転)トラックによる幹線輸送実現にもつなげたい考え。
自動運転トラック
(藤原秀行)