ロコンド・田中社長、EC注文商品の試着、返品を実店舗で可能に

ロコンド・田中社長、EC注文商品の試着、返品を実店舗で可能に

ユーザーが自分で店頭在庫確認できる機能も追加へ

靴とファッションのインターネット通販を手掛けるロコンドの田中裕輔社長は7月19日、東京都内で開かれた東洋経済新報社主催のロジスティクスカンファレンスで講演し、9月2日の「クツの日」から本格展開するプロジェクト「Meets ロコンド」の概要を説明した。

既に進めている、店頭で欠品している商品を自社倉庫から契約している実店舗や顧客の自宅に直接配送するサービス「LOCOCHOC(ロコチョク)」に関し、新たな機能として、多様な卸在庫についてもロコンドの倉庫から直接送り、卸品が欠品になるのを防いだり、ロコンドの在庫を店舗に販売委託して「ロコンドコーナー」を設置してもらったりする。店舗販売の機会ロスを回避するとともに、販売チャネルをより増やしていくのが狙い。

併せて、提携している店舗の販売スタッフに在庫の有無を聞かなくても、消費者が自分でスマートフォンから確認できたり、注文した商品を提携店舗で受け取りや試着、返品までできるようにしたりする。

田中社長は「ロコンドコーナーは今まだ1店舗だけだが、2020年度中に100店舗を目指したい」と語った。


講演する田中社長

(藤原秀行)

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