プロドローンと初の共同開発、荷物の水平維持
エアロネクストは9月26日、独自の機体構造設計技術「4D GRAVITY」を搭載した新開発の物流専用ドローン「PD4B-M-AN」を、名古屋市で9月24~25日に開催された「第4回ドローンサミット」でお披露目したと発表した。
2024年2月に4D GRAVITYのテクノロジーライセンス契約を締結したプロドローンと共同開発した初の機体。プロドローンの汎用機体のPD4B-Mに4D GRAVITY搭載の荷物運搬用の新開発コンテナを取り付けている。
コンパクトなサイズにとどめながら、安定性や運用性、機動性に優れた防水仕様の物流専用機体を実現した。
エアロネクスト子会社でドローン物流を担うNEXT DELIVERYが受託した、あいちモビリティイノベーションプロジェクト「空と道がつながる愛知モデル2030」の物流ドローン社会実装モデル推進事業で初めて実地飛行に踏み切る予定。
PD4B-M-AN
最大3kgまでの荷物を自動遠隔操縦で指定場所まで配送、自動で帰還する。荷物の上入れ・下置きの機構で「置き配」が可能。分離結合構造を取り入れ、機体前傾時も荷室は水平に維持できる。
【スペック】
大きさ |
展開時モーター軸間距離:1,300mm以下(用途により変動あり) |
機体重量 |
20 kg(バッテリー含む) |
機体重量 |
20 kg(バッテリー含む) |
プロペラ直径 |
660 mm |
搭載可能重量 |
3kg |
最高速度 |
40 km/h |
最長飛行時間 |
30分(3kg搭載時) |
最長飛行距離 |
20km |
電波到達距離 |
LTE電波圏内において制限なし |
バッテリー |
22,000 mAh × 4本 |
(藤原秀行)※エアロネクスト提供