ユーザーの位置情報と連動、外出先でも受信可能
ウェザーニューズは10月2日、スマートフォン用アプリ「ウェザーニュース」の「お天気アラーム機能」を強化し、冠水のリスクを通知する「冠水アラーム」を追加したと発表した。
近年、ゲリラ雷雨や台風による大雨で、アンダーパスの冠水による車の立ち往生や、通勤・通学路での通行止めなど、生活に大きな影響を及ぼす冠水被害が多発していることを踏まえ、ユーザーの現在地周辺で冠水のリスクが高まった際、プッシュ通知で事前に通知し危険の事前回避をサポートする。
通知が届いたエリアは約30分以内に冠水する危険性が高まっていることを示している。
これまでは、冠水などの可能性がある場合、都道府県単位の“号外”という形で広範囲に知らせていた。新機能で通知エリアを1kmメッシュまで細かく設定できるようにしており、より高い精度でユーザーの生活に直結する冠水リスクを把握できるようになると見込む。
「冠水アラーム」は、ユーザーから届いた冠水の被害報告と解析雨量などのデータ分析の結果を基に閾値を設け、冠水のリスクを予測している。
一例が、今年、東京都で1時間に約100mmの雨が観測され記録的短時間大雨情報が発表された際の情報で、当時の冠水報告と雨雲の状況と天気報告を地図にプロットして、どれくらいの雨量になると「水たまり程度」か「足首〜すね」あたりまで冠水しているのかなどを分析した。
アプリユーザーからの冠水報告
当時の雨雲レーダーと天気報告
既に提供している「雨雲レーダー」の画面
「雨雲アラーム」の画面
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用