工場の門前倉庫として機能集約、効率化図る
THKは10月8日、山口県山陽小野田市で新たな拠点「山口商品センター」を10月7日付で立ち上げたと発表した。
国内への出荷や海外輸出を一元化した物流拠点として運営する。山九がTHK専用施設として開発した「山九山陽小野田ロジスティクスセンター」を利用している。
THK山口工場の門前倉庫として、これまで周辺に分散していた倉庫機能を同センターに集約。さらに、北九州で行っている梱包作業も2026年初旬をめどに同センターへ移管し、横持ち輸送を排して物流業務の効率化を図る。
山九の同センターは鉄骨平屋建てで、低床バースと8基のドックレベラーを備えた高床バースを設置。THK山口工場から10km圏内に位置し、サプライヤーの工場にも近接。輸出港となる門司港までは50km圏内にある。
倉庫管理や搬入出作業、梱包作業などは全て山九が担う。今後の事業拡大にも柔軟に対応できる拡張性を備えており、将来は新たな先進技術を取り入れたモデルセンターとして活用することも視野に入れている。
物流センター概要
名称 :山九山陽小野田ロジスティクスセンター(山口商品センター)
所在地 :山口県山陽小野田市高畑77番105
開設日 :2025年10月7日
敷地面積 :約17,687㎡
延床面積 :約8,163㎡ (倉庫7,837㎡、事務所326㎡)
用途 :THK株式会社専用倉庫
設備 :鉄骨平屋建て、低床バース、高床バース(ドックレベラー8基)、太陽光発電設備(ZEB認証申請中)
設計・施工 : 大和ハウス工業株式会社
(藤原秀行)※いずれも山九プレスリリースより引用