居住者の利便性向上と再配達負荷軽減
ビットキーは10月24日、大京アステージと穴吹コミュニティの両社が、管理している既存の分譲マンション向けに、オートロックの物件でも「置き配」を可能にするため、ビットキーの「homehub inHome Service」と「Amazon Key」を採用したと発表した。
居住者が不在の場合でも、アマゾンジャパンとヤマト運輸「EAZY」が取り扱う荷物を玄関前で置き配することが可能になる。ビットキーによると、分譲マンションへの導入としては国内最大規模という。居住者の利便性向上と再配達負荷軽減をサポートする。

置き配の運用イメージ
エントランスドアに、ビットキーのスマートロック「bitlock GATE」と「Amazon Key」の専用端末を設置。認証された配達員が、配達する商品を持っている時に限り、配達員の専用端末を用いてオートロックを一時的に解錠し、居住者の指定した場所へ荷物を届ける。
「Amazon Key」はアマゾンの委託先配送業者のみ利用可能で、ビットキーのスマートロックは「homehub inHome Service」提携先の配達員のほか、家事代行などのサービス事業者が使える。分譲マンションでは、管理組合の合意を得た場合のみ設置できる。

解錠システムの仕組み

居住者のオートロック解錠画面(イメージ)
既存の分譲マンションは、設備投資に管理組合の合意形成が必要なため、賃貸マンションや新築の分譲マンションと比較して導入が進みにくい状況にある。ビットキーは両社と連携し、両社の管理する分譲マンションを対象に、置き配への対応を目的とした「homehub inHome Service」と「Amazon Key」を提供する。

(藤原秀行)※いずれもビットキー提供


